ISBN978-4-86037-293-4 変A4判・上製本・23頁 定価:1300円+税 

文:エビッチョ! 挿し絵:山田ひろみ
ルリーナと風のお話

<大切なあなたに贈る絵本>

砂漠のオアシスにたった一本芽生えた花、ルリーナ。成長し、花開き、やがてあることに気づいたとき、風が教えてくれたのは……。
花の精と風をめぐるあたたかな世界をやさしい文と陶板画で描く。

 ISBN978-4-86037-287-3 46判・並製本・164頁 定価:700円+税 

命の贈りもの Part3 刊行委員会
命の贈りもの Part3
−ダブル移植の語り部−

移植医療の推進を願い、「えひめ移植者の会」が発行してきた『命の贈りもの』シリーズの3冊目。肝臓と腎臓のダブル移植の提供者や腎移植の経験者による体験記と、専門家によって語られれる日本の臓器移植の現状。

関連図書 : 命の贈りもの Part1

 ISBN978-4-86037-285-9 B5変形・並製本・72頁 定価:1600円+税 

愛媛県立とべ動物園
Polar Bear PEACE 20

   しろくまピース、20歳になりました

1999年12月に誕生、日本初の人工飼育に成功したホッキョクグマのピース。人工哺育での最長飼育期間を更新し続け、この12月に20歳を迎える。成長してもなお愛らしいピースの日常の姿を収める2冊目の写真集。

とべ動物園関連図書 :
       『しろくまピース10年のおもいで』
       『動物園のなにげない一日』

       『ハナ子ありがとう』

 ISBN978-4-86037-281-1 四六判・並製本・226頁 定価:1600円+税 

長谷川美和子
と見こう見

長谷川美和子のカウンセリング

不登校を考え支える会の草分け「麦の家」代表の長谷川美和子のカウンセリング事例集。
ラジオ(南海放送)で話をしたものから抜粋して文字にしたもの。子どもから悩める大人までに寄りそった相談内容と解決への道筋をわかりやすく紹介する。

 ISBN978-4-86037-279-8 A5判・並製本・221頁 定価:2100円+税 

チームびやびや
愛媛学を拓く

地域諸課題の解決に導く指針を提示すべく、愛媛県の南予地域をフィールドとし、愛媛大学と松山大学の教員10名「チームびやびや」(「新鮮」の意味)による共同研究の成果!
4つのキーワード(地域資源、地域協働、地アイデンティティ、地域学)をもとに、独自の研究アプローチから、これからの地域像、地域のあり方を解き明かす、待望の書!!。

「びやびや」とは「新鮮で活きが良い」という意味。メンバーは以下のとおり。

<編集代表>
若林良和/市川虎彦
<参加メンバー>
藤田昌子/鈴木茂/笠松浩樹/三宅和彦/小松洋/太田耕平/牛山眞貴子/林恭輔

 ISBN978-4-86037-276-7 A5判・並製本・288頁 定価:1800円+税 

大成 経凡
伊予が生んだ実業界の巨人 八木龜三郎(八木亀三郎)

   北洋漁業に名を刻む蟹工船の先駆者

わが国の母船式蟹漁業(蟹工船)の先駆者・八木亀三郎は、情けに厚いクリスチャンだった。北洋漁業以外にも海運・製塩・金融・造船・ガスなど多岐に渡る事業をてがけ、社会事業にも熱心だった。彼の業績を辿るとともに新資料により明らかになった、小林多喜二『蟹工船』とは違ったオーナーの実像に迫る。

「愛媛県今治市波止浜には、大正時代半ばに愛媛県一の高額納税者だった実業家・八木亀三郎の旧宅が残される。屋敷はその頃に整備された近代和風建築で、八木家の生業は海運業・製塩業であった。亀三郎とその子・實通が蟹工船の先駆者であることから、いつしかそこは「カニ御殿」と称されるようになるが、父子は鮭鱒工船の先駆者でもあり、わが国の北洋漁業のパイオニアとしてその名を刻む。
 蟹工船には負のイメージがつきまとうが、果たしてすべてが真実なのか。新資料から浮かび上がる日本一の蟹工船主の素顔に迫り、時代の波に翻弄され続けたその栄光と挫折の生涯に迫る。」

大成経凡関連図書 :
       『今治発!地域史研究家 ケイボンがゆく』
       『しまなみ海道の近代化遺産』

       『近世今治物語』

 ISBN978-4-86037-277-4 A5判・並製本・335頁 定価:2200円+税 

木下 博民
はばかり人生

   宇和島をこよなく愛した郷土史家、最後の著作

わたしは昭和を「はばかり時代」といいたい−−はばかる心、その場所(トイレ)、そして排泄物まで、「はばかり」を主題に人生を語るユニークな自分史。子供時代のトラウマから戦場の苛酷な体験、そして大病を得ての身体的経験等々を赤裸々に綴る。

古今東西の豊富なエピソードを紹介する「排泄文化考」も収める。

木下博民関連図書 :
       『八幡神万華鏡』
       『岡本家の矜恃』

 ISBN978-4-86037-274-3 四六判・上製本・243頁 定価:1500円+税 

吉村 信男
港町純情シネマ

人生の呪縛からあがきながらも抜け出そうとする6人の主人公たち。だが辿り着いたのは黄昏迫る終着駅だった。生きることの悲哀と愛惜を鮮やかに描いた6つの短編集。

今治を舞台に文学・演劇の活動をしてきた吉村信男の小説集。集大成としてまとめられた一冊で、敗戦の色濃い地方(愛媛県)で新しい時代を夢見ながら慎ましく暮らす人々の哀歓を、情感豊かに描く。愛媛の女性映写技師第一号の羽藤キヨミをモデルにした表題作など、6編を収める。

 ISBN978-4-86037-273-6 A5判・並製本・295頁 定価:2200円+税 

矢野 達雄
伊予松山 裁判所ものがたり【明治編】

   裁判所の歴史が開く あなたの知らない愛媛

裁判はドラマに満ちている。裁判のゆくえは国の運命を変え、法廷は、人生の縮図ともなる。明治の愛媛県では、どのような裁判が闘われただろうか。

中央政府の近辺で起こったことだけが歴史ではない。中央の政治も経済も、全国各地の人々の営みによって支えられている。法や裁判をめぐる営みも同様である。その視点から明治の愛媛県で闘われた裁判=庄屋抜地事件、無役地事件、市之川鉱山事件等々=を紹介、愛媛の歴史を辿る。

矢野達雄関連図書 :
    『庄屋抜地事件と無役地事件』
    『法と地域と歴史と』

 ISBN978-4-86037-271-2 四六判・並製本・156頁 定価:1300円+税 

片上 雅仁
サムライ起業家・小林信近

一大起業家の生涯! 没後100年記念出版

眉目秀麗・文武両道、松山藩最後の殿様の小姓であった小林信近は、明治になって伊予銀行の前身・第五十二銀行を立ち上げ、伊予鉄道を設立して坊っちゃん列車を走らせ、愛媛県で最初の電力事業を始める。最後は財産らしきものも遺さず、サムライらしい生を全うした−−。