ISBN978-4-86037-182-1 四六判・並製本・142頁 定価:1200円+税 

藤本 文昭 著
真珠湾攻撃秘話 赤土の島
−日本軍パイロットを助けた日系二世−

真珠湾攻撃の際に不時着した日本軍パイロット(西開地重徳:今治出身)。彼を助けた日系二世(ヨシオ・ハラダ)。二人はその後、共に命を落とす。アメリカ国籍の日系二世のハラダはどうして敵兵である日本兵の西開地を助けようとしたのか?

謎に満ちたニイハウ島事件の真相を探り「戦」に翻弄された人々の生と死とそこに秘められた想いに迫る。

 ISBN978-4-86037-180-7 四六判・並製本・196頁 定価:1200円+税 

間宮 周吉 著
苦沙弥先生の生活

夏目漱石の名作『吾輩は猫である』の猫の飼い主・苦沙弥先生とはどんな人物か、またその生活は?
猫の吾輩氏が語った言葉の中から苦沙弥先生や当時の様子を探ってみると今に生きる苦言・忠言・格言の数々が飛び出した。

100年前の猫の言葉から、漱石の精神が鮮やかに甦る

 ISBN978-4-86037-179-1 B5判変形・並製本・360頁 定価:4761円+税 

川九 洸/竹屋敷 康誠 編著
逍遙遺稿
−明治の青春と狂熱 漢詩人中野逍遙−

明治28年発刊、現在では入手困難となっている漢詩人の逸材・中野逍遙の『逍遙遺稿』を復刻、さらに昭和4年文庫化された際に附された笹川臨風・金築松桂による読み下し文と文献・資料を加え編纂。逍遙研究に必携の書。

消え去るかと危ぶまれていた幻の名著117年ぶりの復刻。

 ISBN978-4-86037-179-1 A5判・並製本・142頁 定価:1500円+税 

犬伏 武彦 著
イギリス二万キロの旅
−豊かなる住まいの歴史を訪ねて−

建築文化財40万件を超えるイギリスの住まいに魅せられた古建築研究家の二万キロの旅。建造物や景観を手掛かりに町や村を訪ね、そこに暮らす人々の家への想い、豊かな歴史に出会う。訪れた場所・建物・出会った人々の魅力に満ちたカラー写真91点を収める。

 ISBN978-4-86037-175-3 四六判・並製本・180頁 定価:1200円+税 

重見周吉 原作/菅 紀子 訳
日本少年 −少年少女版−

明治初期、単身渡米した少年が、学資を得るため、故郷・今治での少年時代を綴り出版、米国で好評を博した。そこには当時の日本の生活が生き生きと描かれている。本書は、英文で書かれたその『日本少年』を翻訳、少年少女版としてやさしく書き下ろした。

「庶民出身の少年がアメリカに渡り、学費稼ぎに日本での生活を描いて出版した本がベストセラーになった。フロンティアスピリットの本場でその見本を示したわけで、大変な快挙である。今、重見周吉の痛快な精神が欲しい。
            作家 志茂田景樹(よいこに読み聞かせ隊隊長)

   関連図書:『『日本少年』重見周吉の世界』 菅 紀子

 ISBN978-4-86037-173-9 A5判・並製本・288頁 定価:2500円+税 

松原弘宣/水本邦彦 編
日本史における情報伝達

人類の発展は情報統制に対して情報公開を獲得する歴史である。日本における各時代の国家意志・情報の発信・伝達・受信の実態と変遷を解明し、情報伝達の概要と論点を明らかにすることにより、「日本歴史の個性」を探る。

 ISBN978-4-86037-178-04 四六判・上製本・250頁 定価:1500円+税 

井上明久
我ら聖なる天使の群れ

ビートルズの歌が巷に流れていた頃かの伝説の進学校、我らが怪聖学園は教師も生徒も飛んでもないヤカラだった。

怪聖高校三年の四人組を中心に、天衣無縫で自由闊達な夢多き生徒達が、バッタ、国定忠治、おばけ、ゴッホ、北京原人、森の石松、あばたの欽さんといった超個性丸出しの教師連中を相手に繰り広げる奇妙奇天烈な学園騒動物語。

 ISBN978-4-86037-177-7 四六判・並製本・222頁 定価:1400円+税 

谷口義明
天文学者の日々

あなたも、天文学者になりたいと思いませんか?
天文学者、彼らはいったいどんな日常を送っているのだろうか?そんな素朴な疑問に答え、第一線で働く天文学者が最先端の研究や観測の話から日々のエピソードまでを率直に綴る。毎日新聞愛媛県版で好評連載のエッセイ80話を収録。

 ISBN978-4-86037-174-6 四六判・並製本・168頁 定価:1400円+税 

光藤 由美子 著
おはなしの帽子
−イギリスおはなしの旅−

夕湖は14 歳。古い本の中で出会った「おはなしの帽子」を求めて、イギリスへおはなしの旅にでた。「おはなし絵地図」を頼りに「語りの祭典」「伝説ツアー」「妖精資料館」と…。謎を解きながら旅を続け、夕湖が見つけたものは?
緑なす夏のイギリスを舞台に甦る語り手たちの「おはなし」。

 ISBN978-4-86037-172-2 四六判・並製本・302頁 定価:2200円+税 

ノリーン・ジョーンズ 著 北條正司/松吉明子/エバン・クームズ 訳
北上して松前へ
−エゾ地に上陸した豪州捕鯨船−

19世紀前半、国際的な捕鯨産業の絶頂期、日本の沿岸海域では米・英および豪州からの捕鯨船により血にまみれた営為が積み重ねられていた。
本書は豪州の捕鯨船「レディロウエナ号」船長による未発表の航海日誌に基づき、また、日本の古文書を補助資料にして書かれた海洋冒険物語である。本書により明らかにされる知られざる日豪関係史は、今日論争の的となっている日本の捕鯨問題に対して、歴史的な観点を提供している。