立川　涼
環境化学と私
―道後平野から世界へ―

　人類を守ることとは、人類生存の基礎である環境を、今、守ること―。地球規模の環境問題に多くの業績を積んできた著者の、一般向けに書かれた論文・講演の中から六編を選びまとめた。「環境化学」という新しくかつ逼迫した学問の歴史・現状、そして未来への提言がわかりやすく一冊に納められている。

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流水龍也・菊池修
若草幼稚園物語
―語りおろし・流水龍也―

　校内暴力・不登校・いじめ・次々とたえまなく、子供達の心が張り裂け続けています。そろそろ大人達は自分達の目標とは違う方向に子供達を引っ張っていることに気が付かなければならないと思います(あとがきより)。ユニーク園長のモットーは「明日でええことは今日しない」。
　子育て中のあなたが癒される子育ての話。

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柳　哲雄
風景の変遷
―瀬戸内海―

　風景から見る私達の歴史・築くべき未来
　遺跡、植生、文学、絵画など私達の祖先が残した様々な手がかりから、祖先と瀬戸内海の風景との関わり方を想像し、その変遷を辿ることにより、自然環境の荒廃が心配される現在の私達の暮らしと瀬戸内海のあるべき姿を探る。
風ブックス創刊・第一号

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薦田伸夫
ある日突然犯人に
―無罪判決の教訓―

　1990年1月にあったとされた選挙違反容疑は1993年10月『被告人43名全員無罪』の判決を得た。判決は、警察権力の違法な捜査を指摘する。しかし、警察・検察当局からの反省の弁はなかった―。本書は、再びこうした冕罪が生まれることのないようにとの願いを込めて、事件の真相を明らかにしたものである。

　　　第８回地方出版文化功労賞次席

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藤岡伸一郎
取材拒否
(権力のシナリオ、プレスの蹉跌)

県知事が一県紙に対して一切の取材を拒否した……愛媛県で起きた前代未聞の出来事を徹底的に取材・記録。地方権力構造の見事なあり様と、一地方紙のあっけない最期、雲散霧消した「取材拒否」裁判と行政責任、そして風化していく問題の所在―　6年有半の時の流れを通して、いま政治と報道機関の在り方を問う。

　　日本ジャーナリスト会議 JCJ奨励賞受賞

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朝日新聞高松支局編
青い国は輝いているか
四国環境レポート

　豊かな緑、多くの動植物と美しい川、海に恵まれた「青い国」四国。しかし、現在その輝きは各地で光を弱めつつある。四国はこれからも「青い国」でいつづけられるだろうか―
　進む環境破壊から自然再生に挑む人々の姿まで、四国の「今」を克明に報告する。

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柳　哲雄
潮汐・潮流の話
―科学者になりたい少年少女のために―

幼心に芽生えた疑問が育んだ"科学する心"。七歳の夏に始まった自由研究の軌跡をたどり、やさしく解き明かされる海洋学の具体的方法論。「黒潮が何故大蛇行するか未だに完全にはわかっていません。そのような残された自然の謎を解くことは、この本を読んで科学者になろうとしている君達の双肩にかかっているのです。 （第十一章より）」

　　　全国学校図書館協議会選定図書　　　

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杉岡　泰
石の博物誌　　
―四国・瀬戸内編―

　「不思議の石」「心を結ぶ石」「石ありて人あり」「石へんろ」…道具は朽ち果て人もまた消えて、残された石が私たちに無言で歴史を語りかける。悠久の生命を持つ石、それは過去と未来を結ぶロマンのメディア。ユニークな視点から石と人との関わりを探る四国・瀬戸内探訪記。写真・地図のついた滋味豊かな39編収録。

　　　

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神津　陽
兎　の　耳

　宇和島藩初代家老・和霊神社祭神山家清兵衛は、誰が殺したか―　宇和島伊達藩5年目にして起き、今も謎に包まれる和霊騒動の全容を、新史料を駆使して解明。政宗父子の愛憎、士道の自壊、東北と南四国の風土差を押さえ、神話はいかに作られたかを追う、衝撃的な歴史ドキュメント。「生きている伝説」の謎を追う手際は小気味よい。

　　　全国学校図書館協議会選定図書　　　日本図書館協会選定図書

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堀内統義・神山恭昭　共著
浮　游　蕩　蕩
―まつやまイエスタデイ＆トウデイ―

　昭和20年代の松山平野に生まれ、高度経済成長による暮らしの激変の進行と共に成長してきた、かつての二人の少年が、この世代の人ならだれもが共有している時間を振り返る。昭和30年代の庶民の暮しや子どもの遊びなどを現代と対比させつつ味わい深いエッセーとユーモラスな絵で綴る今様絵草紙。

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